このたび、三浦前理事長の後任として理事長に就任しました谷川のぞみと申します。
私は、一昔ほど前、先代の愛犬に厳しいトレーニングをしていましたが、突然の病気により6歳という若さで亡くしてしまい、悲しみにくれていました。別れがあまりにも辛かったため次の犬を迎える勇気など出るはずもなく、犬との暮らしはすっかり諦めていました。そんな時、前理事長である三浦健太氏の著書「犬の頭がグングン良くなる育て方」に偶然出会い、「この暮らし方ならもう一度犬を家族に迎えられるかもしれない」と希望が見えてきて、一心発起、猛勉強の末、平成17年7月の第7回ドッグライフカウンセラー検定試験にめでたく合格し、ドッグライフカウンセラーとして、また同時に、飼い主としての暮らしを再開しました。
合格はしたものの、ドッグライフカウンセラーの活動の大きな目的となっている「飼い主と愛犬の幸せを願う活動」「犬を飼っていない人にとっても暮らしやすい社会を目指す活動」とは一体何だろう、どのように活動していけば良いのだろうと悩み、暗中模索する毎日を送っていました。
イベント内での愛犬相談員にドキドキしながら挑戦したり、SES協会員の世話人会として勉強会を企画したり、講師の資格を取って色々なセミナーで講師を務めさせてもらったり、東北の震災の時には被災犬の救援のための輸送を手伝ったり、ワンワンパーティクラブが行っている保護犬譲渡サポートシステム「しっぽネット」のしっぽネットカウンセラーとして家族に巡り合った保護犬の暮らしをサポートしたり、インストラクターになって公園やイベントでしつけ教室をする機会をいただいたり、また、個人でも「暮らし方教室」を始めたりと、新しいチャンスに出会うたびにチャレンジを続けてきました。
そしてこのたび、NPO法人社会動物環境整備協会の発足以来、協会を引っ張ってこられた三浦前理事長から、また新たなるお仕事への勧めをいただきました。
それが理事長という役職です。
正直、私自身とても驚きました。 お話をいただいた当初から、私に理事長が務まるのだろうか、私が出来ることとは何なのだろうか、また、何をすべきなのかと色々と迷いましたが、社会動物環境整備協会の「犬との暮らし方、接し方、家族として生活すること」が更に広まり、幸せな飼い主さんと愛犬たちが一組でも増えること、また、犬を飼っていない方たちにも少しでも過ごしやすい社会となることを目指せば良いのでは・・・という思いに辿りつき、お受けすることを決心いたしました。
微力ですが、皆様のお力をお借りしながら、また、要望や前向きな提案などもいただきながら尽力していきたいと思っておりますので、ご指導・ご鞭撻の程、何卒よろしくお願いいたします。
平成28年6月
NPO法人社会動物環境整備協会
理事長 谷川のぞみ
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